今日の通学時のこと、
向かいの席に3人のおばあさん方が横並びで座っている。
会話の話題は…よくわからない。
けれど、ガラケーで何かを検索したり、
文字の変換の仕方を互いに教えあったりしているようだ。
「んだんだ。携帯はすごいねぇ、私たちよか賢い。」
私にはガラケーを使いこなせるおばあさん方が
とっても賢く見える。
今や私たちは文字を一つ打つのに、
フリップ操作で素早く打てるが
ガラケーの場合は「え」を打つのに
「あ」 を4回クリックする必要がある。
今思うと、当時のメールは
かかる時間が違う。
最近ではLINEもメッセージにリアクションをする機能がつき、味気ない。
乗り換えるまで前にいた
あのおばあさん3人に伝えたら
なんと言うだろう。
「あらま、私たちよか賢い」
そう言ってもらえるだろうか。
素晴らしいことだけど、寂しい
時代の移り変わり。
寂しいとは違うか。
「ワクワクする」だ。
変わっていくことの中で変わらないもの。
それが私の中にあるとするなら、
好きなものを好きと胸を張って言える
純粋さがいい。