夫人との出会いは昨年の2月のこと。
友人と旅行に行く前に立ち寄った
ドン・キホーテでのご縁だった。
商品が立ち並ぶ棚の間で
体を折り曲げ、苦しそうにしていた
夫人に声をかけたことがきっかけだ。
その後、入院期間を経て
無事に回復した夫人からは
季節の行事ごとに
挨拶のメッセージと
行事に関連したGIFが
送られてくるようになった。
始まりは桃の節句。
あるときは端午の節句。
その他日本の四季を感じる行事への
メッセージも頂戴し、
年を跨いだ今年の初めには
新年のご挨拶までいただいた。
愛にあふれた上品な言葉遣いとともに
送られてくるGIFはユニークなものも
多く夫人の人柄を垣間見させた。
毎度季節のメッセージをくださるのは
夫人から。
しかし、このところ音沙汰なく
過ごしていたため、
今日の七夕は私から送ってみることにした。
今回はGIFではなく
ネットからの七夕の拾い画を
七夕の願い事も添えて送った。
「毎日楽しく過ごせますように☆」
本当は’’元気で’’過ごせますようにって
送りたかったけれど
元気の定義が人の中で
’’病気じゃないこと’’だった時に
上手く伝わるか確信が持てなくて
’’楽しく’’にした。
楽しくにも
皆が納得する定義は無くて
元気と変わらない、もしくは
元気よりもハードルの高いもの
と捉えられる可能性もあるけれど、
それでも楽しく過ごしていてほしい。
きっと私が生きているうちに
織姫と彦星が顔を合わせる回数より
私と夫人が顔を合わせる回数のほうが
少ないだろう。
それでも通じ合える相手を持てたことは
とても幸せだ。