fulura’s blog

毎日のたわいもない記録。現在、大学生。

15の手紙

元日、15歳の自分が書いた手紙が

投函されていた。

20歳になる自分に中学生だった私は

何を伝えたかったのか。

とにかく一生懸命生きろって

何があっても大丈夫だって

伝えたかったんじゃないかな。

とにかく楽しかった中学時代。

同じくらい苦しんだけれど、

思い出すのは個性と愛溢れる仲間と

笑い合っている瞬間。

あの時があるから、

この5年間、

逃げ出したくなった時も

大丈夫。と自信を持って

進んでくることができたのだと思います。

 

そして、その手紙にはもう1人、差出人がいた。

幼稚園前からの幼馴染だ。

(ここではtwinと呼ばせてもらう)

手紙の〆切前日に、

20歳になったお互いへの手紙も書いて

交換しようと提案したのは私で、

おかげさまでtwinは

自分に宛てた手紙を書く時間が

無く、ただ一言「痩せろ」と

封筒の糊付け部分に書いたということを

今年になって知った。

馬鹿話して時間潰したり、

夜の公園で2人で涙したり、

謎の忙しさでバタバタ校舎を駆け回る2人で、

側から見ると、

なんの共通点も見つからないけれど、

似ている部分はたくさんある。

似すぎていて、辟易することもある。

ただ20歳になった今も、

大切な友人であることに変わりはない。

 

twinからの手紙には、

ありがとうと、これからも遊んでねと、

今ハマっていることと、ありがとうが

便箋3枚に渡って書かれていた。

懐かしいなと思いながら、

ありがたいなと仲が続いていることへの尊さを

噛み締めた。

そして、その手紙には衝撃なオチが付いていた。

少し丸みのある大きめの字が

twinの字の特徴なのだが、

突然、小柄な線の細い字に変わった。

そして、「○○だよ!」という突然の挨拶。

急にふざけ出したのかと思ったら、

○○の正体は、

いつもバタバタ慌ただしいtwinを

冷静な姿勢でフォローしているbuddy的存在で、

そのbuddyも私の幼稚園前からの幼馴染だ。

buddy(ここではややこしいのでそう呼ぶことにする)とは、その後高校も同じになり、

今も時間を合わせては会っている。

当時は、小学校を離れたこともあり、

話をする程度で、

〆切前日のアイデアでもあったので、

手紙交換の提案は控えた。

 

突然の「○○だよ!」に

読んでいる私の理解は追いつかなかったが、

次の1文で謎は解けた。

『twinは、あいかわらず謎の忙しさでバタバタしていて、この先が書けそうに無いので、代わりにbuddyが代筆してるよ〜』

だそうだ!

成人式に向け、

お風呂上がりに丁寧にした顔パックも、

あまりの面白さに

隙間だらけになってしまった笑

まさかの代筆…!!!笑

buddyに手紙交換を提案できなかったことを

内心悔やんでいた私にとって、

それはとても嬉しいサプライズだったが、

理由含め、手紙上でも混沌とした状況に

笑わずにはいられなかった。

buddyはどこまでもbuddyで、

5年の時を経た今も、

twinとbuddyとこの手紙の真相を

語り合えていることを

幸せに思っている。